山古志×大槌「被災年齢が同じ」ユースが交流する企画。被災年齢が近く、もともと地域にあった課題も似ている事から、自分の町の復興への思いや、その思いと自分の将来の夢との葛藤、町に「残る・残らない」「戻る・戻らない」の選択、その選択の裏にあるオモイや葛藤など、ホンネの部分をお互いに語り合いました。
2月下旬。まず、山古志ユースが大槌を訪れ、大槌の町中を19歳のガイドと共に歩きました。その後は「ぶっちゃけトーク」タイム。「避難所」「仮設」「いろんな人が来て、、」「なんかお礼を言いに○○に演奏に行ったり、、」なんて会話が説明をいれずにお互い分かり合えるので、話もはずみます。「仮設の部屋の仕切りがカーテンだから、親がいつ入ってくっかワカンねーし」といった話題で盛り上がっているチームも(笑)経験値が似ているからこそ、共感でき、将来に対する話もできます。この後、クイズ式のワークショップで、震災遺構やこどもの遊び場づくりなどに関しての意見交
換を行いました。「復興」の先輩でもある山古志ユースの言葉に、大槌の高校生達はじっと聞き入っていました。
その2週間後、今度は大槌ユースが山古志を訪れました。初めての豪雪地帯に、みんなテンションが上がりまくり。お祭り見学や民泊、そして 山古志が震災後10年を経て建てた「資料館」の見学や、図らずしも「震災遺構」となってしまった水没した家々などを見て、それぞれが感じることや今後の自分と大槌の関わりについて考える事があったようです。
受け入れをしてくださった山の暮らし再生機構の方々の計らいにて、初めてスノボーにも挑戦できました。これには、みんなテンション上がりまくり!!!!ちょっと「旅行」して、ちょっとはめを外して、皆で大笑いする。なんてフツーの事が出来ただけでも、高校生達を連れて行って本当に良かったと思いました。
大槌と山古志の草の根交流は、これからも続けていきます。