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訪問団体:日本郵船株式会社 新人研修
研修目的:CSR活動を通して、社会をみる、会社をみる、自分をみる
研修内容:語り部ガイド、活動、ヒアリング、交流
研修時間:4泊5日

 

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日本郵船の新人研修受け入れを、2回に渡り行いました。4泊5日の間、仕事の意義や意味、他人との関わり方、仲間の意味、課題・問題を「自分ごと」に落とし込む大切さと難しさ、そして日本郵船社員として、これから社会とどう関わっていくべきなのかを、対話や活動、そしてワークショップを通して考える研修でした。

活動先は、一般社団法人ユナイテッドグリーンとNPO法人吉里吉里国。それぞれ被災後に立ち上がった団体で、エネルギーも含めての自給自足型の生活や林業を通して町と人を育てる活動をしている団体です。両団体に共通しているのは、リーダーの「ぶれない信念」。「お金」という対価を得られにくい事業を展開するなか、「何のために、自分は事業をしているのか」という事を、クリアにシンプルに話せる人達です。このような人達と3日間働き、仕事をする意味や仕事に向き合う姿勢や覚悟を決めるきっかけにしてもらいます。

 

ヒアリング方式のワークショップにも、上記リーダーに登壇してもらいました。それぞれの活動が直面している課題を話してもらい、「日本郵船として」なにが出来るのかを、新人の柔軟な発想と自社の可能性をもとに考えます。このWSを通して、日本郵船の社員として、いかに事業を継続・展開しつつ、社会や社会課題と向き合うべきなのか、向き合えるのかなどについて考えます。そして、クロスロードワークショップでは、一見「他人ごと」に見える課題を「自分ごと」に落とし込み考えるプロセスの中で、チームビルディングの大切さや必要性、そして「判断」と「決断」の違いを体感してもらいました。

 

4泊5日という時間の中で、新人達の顔つきがどんどん変化していくのが分かり、受け入れをしている私たちも嬉しく彼らの内なる可能性に期待を感じた研修でした。

 


「被災地」という場が、「支援先」ではなく「来た人が、自分を見つめ成長させるきっかけとなる場」となりうることが実感出来た、今回の研修受け入れでした。今後もこのような研修事業を展開していきます。

 

*この受け入れの様子が、Logisitic Todayに掲載されています。

http://www.logi-today.com/118040