訪問団体:旭化成株式会社
研修目的:リーダーシップ研修
研修内容:語り部ガイド、ワークショップ
研修時間:4時間
旭化成の人材育成プログラムの一貫として、大槌町でリーダーシップ研修を行いました。昨年に引き続いての研修です。この研修は、人材育成会社 (株)HRインスティチュートのコンサルタントと共に行っています。
まずは、語り部ガイドで大槌町の現状を感じてもらいます。フィールドに立っている間に、ワークショップに向けてのマインドづくりを行います。そして、クロスロードを使ったワークショップ。大槌の課題をもとに、「今ある状況の中で、何を自分は『最善』と判断するのか」その決断に至る自分の中にある信念を見つめるきっかけづくりをしていきます。実際に、フィールドワークで大槌の現状を感じてもらっているので、決断一つにも、中途半端な気持ちでは出来ません。途中、コンサルタントの、「リーダーとは」「覚悟とは」という問いかけをはさみ、参加者それぞれが自らの信念を見つめる機会を作っていきました。
おらがでは、被災地での課題や学びをもとに人材育成をする研修に可能性を見いだししています。「支援」されるばかりではなく、こちらも「学び」を提供する。その中で、こちらも成長する。被災地の内と外を結ぶ、そんな対等な関係性を築きあげていく必要性を再確認する事ができた受け入れでした。