oraga
LINK

DSC04781.jpgKIBOWは、被災地各地で実施されている会合です。被災地で一歩踏み出したいと考えている人・組織がプレゼンをし、その場にいた参加者の投票によりグランプリが決定。順位にそって、寄付金がもらえるシステムです。9月21日に陸前高田で行われた会合に、当団体の期待の若手、東梅和樹(19)が登壇し、「古民家再生プロジェクト」について発表し、見事優勝を勝ち取りました!!!

 

以下、東梅からの寄稿です。

****************************************

私は人前で話すのは苦手です。しかも、私の強みは「大槌生まれの大槌育ちの19歳。思いはある。」という事だけ。それでも、このプレゼン大会の話が振られた時、是非チャレンジしようと思いました。そして、このプロジェクトを通して自分が考えた事・学んだ事を伝えたいと思いました。

 

プレゼンは、このプロジェクトを通して伝えたい事2つを発表しました。

 

1つ目は「命の大切さ」です。震災で大きな被害に遭い、何人もの親族・友達・先輩を無くしました。自分が生きている事もすごい事なんだと実感しました。

 

2つ目は「人間のあるべき姿」です。震災後、食べ物も着る服もない中で、人は手を取り合い生きてきました。皆で知恵が出し合い、考えて生きていく。今の便利なこの生活では見られなかったことが、毎日のように自分の目の前で起きていました。その時に「これこそが、人間のあるべき姿」なんだと感じました。

 

自分は、この2つを震災で学びそれを伝える為に「古民家再生プロジェクト」を行っています。「人は一人では生きていけない」からこそ、それを感じてもらえるキッカケになるよう、プロジェクトの中で様々な仕組みをする努力をしています。

 

このプレゼン大会の経験を通して、なぜ自分がこのプロジェクトを大切に感じているのかが再認識でき、自分が成長したと感じます。来年度も、引き続き古民家再生プロジェクトを行っていきます。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

 

メディア掲載:

東北復興新聞 第28号

http://www.rise-tohoku.jp/?p=5759