訪問団体:きっかけバス47 福島・山形
研修目的:大槌町視察
研修内容:被災地ガイド・クロスロード
研修時間:2時間〜2時間半
きっかけバス47企画にて、福島と山形の大学生が大槌町を訪れました。
まずは、町内を歩き、ここに何があって、何が起こったのかを感じてもらいます。大学生は何度も「本当にここに家があったんですか?」と聞き、それほど今の光景が震災前とかけ離れているんだと改めて感じざるをえませんでした。
町の現状を感じてもらった後は、実際に震災直後に抱えていた課題や、現在町民が抱えていた問題を「自分ごと」として考えるワークショップを行いました。「町長」「副町長」「消防長」など、それぞれが役職につき、 緊急時の判断や将来を見据えての町づくりに関する課題について決断してもらいます。ニュースで見ているだけなら、「ふーん。そうなんだ、、、」と、他人事に捉えていた話題も、「大槌町長」としての判断を問われ、自然と「自分ごと」に落とし込んでいっている様子が手に取るように分かります。問題を追うごとに、「被災地の課題=自分にカンケーない」事が、「自分ごと」になり、だからこそ決断しきれない問題なのに決断しなければいけない難しさを感じてもらえたようです。
こうやって、「他人ごと」を「自分ごと」に落とし込んで考える経験は、被災地支援という文脈だけではなく、これから社会に出て働き、リーダーシップをとっていく時に必ず役立つスキルになると思っています。「被災地」だからこその課題をつかって、「リーダーシップスキル」を身につける。そんな研修を、これからもおらが大槌夢広場は提供していきます。そして、今回、大槌にきてくれた福島・山形の大学生たち。ありがとうございました。今回の「きづき」が自分の人生で何かしらの行動をおこす「きっかけ」になれば、嬉しいです。