訪問団体:KDDI株式会社
研修目的:大槌町支援活動
研修内容:漁業支援
研修時間:7時間
ほぼ、毎月大槌町を訪れ活動をしているKDDI株式会社さん。
1月と2月は、漁業支援を行いました。
震災で全滅の被害を受けながら立ち上がった大槌湾ほたて養殖組合のメンバーは、「オレらのホタテはうまい!だから、オレら(漁師)から直接消費者に新鮮なホタテを届けたい」と今、本当に寝る暇を惜しんで動き回っています。KDDIさんは、そんな「海の男」と仕事がしたい!と希望し、今回の活動が実現しました。
漁師達は、震災前からの課題であった漁師の担い手不足に加え、震災後ゼロから全てを立て直す作業におわれ、被害にあった漁具などの整理が追いつかず、そのまま放置されています。今回の活動はその片付けや、水揚げしたホタテを商品化するために、殻に付着している付着物を取り除く作業などを手伝いました。作業中には、「大槌にきたからには、海に出ねーと!!」と、船を出してくれるサプライズもあり!!
昼食は、魚市場内で食べる「漁師メシ」。もちろん、メインは揚げたばかりのホタテの刺身!!!厚さ3cmはあるホタテに皆大興奮です。その他にも、ホタテ汁や焼きホタテなどほたて尽くし。「漁師のかあちゃん(奥様)」からの差し入れの煮付けや、はや採りワカメのしゃぶしゃぶなどもあります。豪勢な食材をまえに、漁師さんとひとときくつろぎました。
親交を深めたところで、午後はほたて養殖組合が抱える問題点をKDDI 社員と考え、解決策を探るワークショップを行いました。消費者へ直接届けるためのPR方法や販路拡大などに焦点をおいた意見交換を行いましたが、それ以外にも様々な視点からの意見が飛び交いました。他業種だからこその違う視点からによる課題分析やアイディアに、漁師さん達も多くのきづきがあったようです。また、KDDI社員も、実際の作業や行程を経験し「現場の実情」が理解できた上での意見交換だったので、「そうは言ってもできない」現実を踏まえた上で、それでもどうすればいいのかを考える事の難しさを経験したようです。
KDDI×ほたて養殖組合の活動は、来年度も続いていきます!